前回のコラムで最後にお伝えしたように今回の内容はAlias編でございます。

Aliasがどんなものかと簡単に説明すると「Aの動作をするときにBも同時にする」みたいな感じです。

それで今回のAlias編で一番紹介したいのは投げ物(スモークやフラッシュバン)を持った時に画面全体にクロスヘアを表示させるものです。

何故これを紹介しようかと思ったかといいますと、CS:GOに関わらずFPSでは打ち合いと同じ程、投擲武器は非常に重要だからです。

攻める側(T側)も守る側(CT側)も出来るだけ有利なポジションに入りたい思惑は同じです。

今回はT側視点になりますが、伝えたいことは分かっていただけると思います。

まずはこちらをご覧ください。

ミラージュのMIDとかセンターと呼ばれるところですね。
コネクタを見て「よし、居ないな。思い切って箱の裏まで行ってみよう」
そんな時に、チラっと窓にSRを持った敵が見えたら、動くのが怖くてどうしようもありませんよね?

ずっとこんな感じで窓に居るCT側のSRは見てきます。これはもう箱裏に隠れたT側の人は絶対絶命・・・
やめて・・・打たないで・・・なんて思ってるうちに味方はどんどん攻めていきます。
味方からは「お前が居ないと設置が出来ない!」なんて悲痛な叫びが聞こえてくるかもしれません。

そんな時に窓にスモークを投げ入れれば、この絶対絶命の場面を切り抜けることが出来るかもしれませんね。

ここの窪みに入って、段ボールの尖ってるところと端っこを目印にして投げれば・・・
と、思ってもいざ実践となると、右上の様に黒い線は出ておらず、右下の様にいつも通りのクロスヘアが表示されているだけです。
こんな黒い線が出ててくれればなぁ・・・なんて思った人も多いはず

そんな時に便利なのが、Alias機能なんです。

これだと凄く見やすいと思います。
じゃあ、普段から大きなクロスヘアでプレイすれば良いんじゃないの?と思った方は、クロスヘアの設定で画面全体に表示させてプレイしてみて下さい。
投げ物は良くても、銃を撃つ事が凄くやり難くなると思います。

銃を構えている時は、いつも通りのクロスヘア、投げ物を構えている時は画面全体に広がるクロスヘア
そんな設定のやり方を以前作った「autoexec.cfg」に記述していきます。


autoexec.cfgにご自身で設定したクロスヘアの項目が記述されていると思いますので、そちらを見つけてください。

cl_crosshaircolor 5;cl_crosshairgap 1・・・

こんな感じの記述をみつけたら、全部を「” ”」で囲ってください。

cl_crosshaircolor 5;cl_crosshairgap 1・・・

そうしたら次は、お好きな名前を付けちゃいます。これも「” ”」で囲むのをお忘れなく。

“juukamae”cl_crosshaircolor 5;cl_crosshairgap 1・・・”

今回は「銃構え」という名前を付けました。
そしてこの文章の前に「alias」と付けましょう。

alias “juukamae” “cl_crosshaircolor 5;cl_crosshairgap 1・・・”

次は投げ物を構えた時のクロスヘアを設定しましょう。
内容は、普段お使いのクロスヘアの内容で構いませんが、サイズを大きくするのをお忘れなく!

alias “nagemonokamae” “cl_crosshaircolor 5;cl_crosshairgap 1;・・・cl_crosshairsize 1000”

「投げ物構え」という名前でクロスヘアサイズを飛び切り大きくしたクロスヘアの設定が出来ました。

これは何をしたかというと、普段のクロスヘアを「銃構え」、投げ物を持った時のクロスヘアを「投げ物構え」に設定したということです。

お次はこの名前を付けたものをキーに割り振りします。

特に何もキーバインドを設定されていない方ですと、投げ物を出すのは、数字の4キーになっていると思います。

そこでこんな風に書きましょう。

bind “4” “slot4; nagemonokamae”

これで4番キーを押すと、スロット4(初期設定では投げ物)が選択され、尚且つ「投げ物構え」と名前をつけたクロスヘアに変更されます。

でも他の武器だと見にくいですよね。

ではこれも書き足しましょう。

bind “1” “slot1; juukamae”
bind “2” “slot2; juukamae”
bind “3” “slot3; juukamae”
bind “5” “slot5; juukamae”

これで、1番キー(メイン武器)2番キー(ハンドガン)3番キー(ナイフ)5番キー(C4)を押した時は、普段の使っているクロスヘアに変更されるようになります。
※キーバインドは全て初期設定となっておりますので、ご自身で変更されている場合はご注意下さい。

以上の項目をautoexec.cfgに記述し、上書き保存をすれば完成です。

こんな感じの動作をします。

少し見辛いかもしれませんが、投げ物を構えた場合に画面全体にクロスヘアが表示されるのがお分かり頂けると思います。

投擲武器を投げるのが遅いから味方から一歩遅れてしまう。こんな状況が少しは改善するかもしれません。
是非お試し頂ければと思います。

 


お寄せ頂いた質問に簡単ではありますが、お答え出来ればと思います。

Q.T側の時にAとBのどちらを攻めればいいのですか?

A.時と場合によりますのでコレといった答えはありません。しかし、常に言えることは「状況を把握し、自分たちに有利な方を攻めるべし」ということです。
ここで挙げるのは凄く極端な例ですのでご注意下さい。

ダスト2を思い浮かべてください。ラウンド開始時にT側の人は、ドアの隙間から何人がB方向に向かったかを把握出来ることがあります。
そこでBに2人走っていったのが見えたとします。そんな時にA側に向かっていた味方から「Aロングからスモークが2個飛んできた」と報告があがります。
今の状況ですとCT側の配置は、Bに2人、Aロングに2人、あとの一人はAショートなのかMIDなのか分かりませんが、BよりもAに近い場所にいるのは間違いありませんね。
この場合はBに攻めるのが有利、ということになります。

それでもダスト2のB側は攻めにくい構造です。
そんな時に、Aロングにフラッシュバンを投げ入れたりしたりなんかすると
CT側は「あれ?もしかしてAに向かってきてるかも」なんて思ったりするでしょう。
焦ると結構曖昧な報告をしてしまいがちになります。「Aに攻めて来た!」こんな報告ですね。
そうするとB側に居た1人はA側に寄るかもしれません。

こうなればBには1人しか居ないので、正面切ってみんなで攻め入れば良いんです。なんて言っても数が有利なんですから。

しかし、実際そうは簡単に行きません。
自分たちの思考と敵の思考の噛み合い方、タイミングだったり、もしかすると息を吸った吐いたの違いで全く様変わりします。
今回のコラムでもお伝えしたように「投擲武器が重要」というのは、1つのスモークやフラッシュバンで敵を動かすことも可能だ、ということです。
重要なのは「状況を把握し、自分たちに有利な方を攻めるべし」です。

奥深く、とまではいかないかもしれませんが、SCARZ Absoluteのメンバーにも戦術面を綴っていただく機会を作ろうとも思っておりますので、質問をお寄せいただければと思います。